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大阪市北区・南天満公園の珍しい雪景

上の写真は、1991年2月1日の早朝に降った雪を早朝出勤して朝8時にフィルムカメラのCanon newF-1で撮りましたが、フィルムの管理が悪くて褪色しています。その当時の大阪管区気象台の発表によりますと、この日の積雪は大阪市内では10センチの積雪だったそうです。でも午後になりますと、公園を白く染めていた雪が溶けていきました。大阪市内では粉雪が舞うことはありますが、雪が積もるほど降ることは数年に1度ぐらいですね。
公園の背景に見える建物は、京阪電車「天満橋駅」の上に建つ旧・松坂屋百貨店ですが、現在は複合店になっています。その奥にOMMビルが建っています。ここの公園は桜並木と新緑がきれいです。
大阪では1月〜2月にかけて、御堂筋を吹き抜ける寒風がビル街に跳ね返り、突然に吹く「ビル風が」とても寒く、寒さに弱いぼくのような高齢者は体調を壊しやすいですね。
昨今では、爆買いの中国人観光客たちが大阪にも大勢やってきます。御堂筋を歩く半分は彼らで、ごく最近では韓国人も急に増えました。平野区喜連には「日本語スクール」が出来て、登下校時には若い韓国人男女が通っており、韓国語が飛び交います。中国人とは訪日の目的が違うようですね。ショッピング目的の中国人たちは性別・年齢に拘わらず、寒さにはへっちゃらのようで、御堂筋のブランドショップ街を闊歩しています。ここの公園はVシネマの「難波金融伝・ミナミの帝王」のロケ地にも使われました。



世界遺産に降る雪


平成7年(1995年)ユネスコの世界文化遺産に登録
白川郷合掌造り集落 ( 岐阜県大野郡白川村 )


世界遺産に指定された岐阜県大野郡白川村にある合掌造り集落は、JR高山本線の高山駅から駅前にあるバスセンターで濃飛バスの白川村バスセンター行きの特急バスに凡そ1時間揺られて到着します。とくにライトアップされる土日はアマチュアカメラマンで混雑しますので、旅館とバスの予約を1ヶ月前にした方が良いでしょう
大阪からだとJR大阪駅から在来線特急の「ワイドビューひだ号」の高山行きが1日1往復運行されており、3両編成なので先に指定席乗車券を買っておく必要があります。なお、濃飛バスは電話予約です。ひだ号の大阪駅発が8時0分前後なので、万が一に乗り遅れたら、新大阪から新幹線の「のぞみ」に乗って名古屋まで行き、在来線の名古屋駅始発の高山行きの「ひだ号」を乗ることもできます。但し、運賃は嵩みますが...。

冬の高山駅は、標高が570m近くあって、列車が到着するプラットホームには一応雪掻きしてありますが、ぼくが行った日は膝ぐらいの雪が積もっており、大阪から建設作業用のゴムの長靴 (スノー・ブーツ) をコーナンで買って出掛けた方が良いでしょう。
人気のある荻町の城山展望台などの撮影スポットでは同じ場所で長時間待ちますので、夜になると足がじんじん冷えますのでホカロンのようなカイロを長靴の中に入れておけば安心です。ライトアップは夕方5時半から行われ、その時はまだ薄暮ですが、登山道を降りる時は真っ暗なので、懐中電灯を使うと荷物が持てないので、これもコーナンで販売している「ヘッドライト」を頭に付けておくと便利です。
雪の登山道を登る時は、無闇な厚着は禁物です。それは登山道で大汗をかくからで、汗が冷えると寒気がするからです。ダウンジャケットの下も衣類は軽い方が良いみたいで着替えのシャツを持って行った方が良いでしょう。

上の写真を撮った場所は荻町 (おぎまち) の城山展望台です。ここの展望台は半分以上は売店の私有地内で、ここの駐車場にやってくる大型観光バスの観光客に見せる展望台ですから、店の関係者の命令を無視して勝手にロープ内に入ることはできません。ま、ライトが点いて1時間も経てば、アマチュアカメラマン (200名ほど) が順々に撮れるようになるワケで、三脚中止の場所で三脚立てて長居すると、横から、後ろから三脚を小突かれます。だから、ぼくは手持で撮りました。この集落の奥・西北西の彼方に加賀 (石川県) の白山連峰 (標高2700m) が好天の日に眺められます。




白川郷・合掌造り集落のライトアップ


(毎年1月下旬〜2月下旬の土日の夕方5時30分〜夜7時30分に実施される。5時45分頃の薄暮の時間帯がシャッターチャンス)

上の写真は、Canon EOS 5Dmark2で撮りました、大勢のアマチュアカメラマンに囲まれ、押し合いながら手持で急いで撮りました。ISO6400・シャッタースピード1/25 (EF24-105mm f/4L IS USMレンズが "手ブレ防止付き" なので2段稼げ、100分の1のシャッタースピードになる) このとき高感度撮影時のノイズを押さえる設定をうっかり忘れていたので、粒子の荒れが出てしまいました。
合掌造り集落を夕方にライトアップすると、メルヘンチック (童話的) な世界ですが、昼間に有料で農具や民具を公開している家もあって、見学に行きました。白川村で暮らす人々のご苦労が伝わってきます。白川郷の撮影は、天候が吹雪になる日もあって、行ったからといって必ず上のような写真が撮れるとは限りません。ぼくは天気運に恵まれました。


ことしの大阪は寒い

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写真取材:雪の天満南公園の取材:1990年2月1日
初稿掲載:カメラ:Canon new- F-11 FUJICHROME RDP
レンズ:Canon FD 24-35mm f/3.5L
写真取材:写真取材:2012年2月5〜6日
カメラ:Canon EOS 5Dmark2
レンズ:EF24-105mm f/4L IS USM
記事と写真、WEBページ制作:尾林 正利
写真と記事のリニューアル掲載 2016年2月16日

今年の大阪は寒い

はじめに、当サイトの更新が20日も遅れてしまいました。実は体調を崩してベッドに伏し、自宅で静養しておりました。16日になって、ようやくパソコンの前に座って記事が書けるようになりました。
今年 (2016年) の大阪は1月3日〜4日に、日中の最高気温が15℃まで上がったのですが、その両日以外は、連日10℃±2℃前後ぐらいで 、夕方3時を過ぎると、とくに風が冷たくて手袋していても手が悴む(かじ)かむ日が多いですね。
でも、陽が日増しに高くなって日照時間が長くなりましたので、春はもうすぐでしょう。
今回は大変珍しい1991年(平成3年)2月1日の大阪市内の雪景(積雪10センチ)と、岐阜県の世界遺産「白川郷の合掌造り民家集落」の雪景2012(平成24年)2月5〜6日(積雪60〜70センチ)を掲載しました。今回は、体調がすぐれないので、2012年2月8日に「白川郷」を一度紹介したものを要約しましたので、ご了承ください

写真と記事更新:2016年2月16日 尾林 正利

写真と記事の無断転載を禁じます。尾林 正利

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